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投球練習する東洋大姫路の阪下漣=伊藤進之介撮影
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 第97回選抜高校野球大会は速球派、個性派、有望な下級生と魅力的な投手がそろう。

 健大高崎の右腕、石垣元気は常時150キロ超。前回大会で優勝の味を知る。大会前に腰の張りで調子を落としたというが、明徳義塾との1回戦に向け、「試合までには間に合うと思う」。馬力では、最速152キロ右腕の智弁和歌山、宮口龍斗も魅力だ。

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 東洋大姫路の右腕阪下漣は総合力で勝負する。最速147キロの速球と横の変化球を丁寧に制球し、出場選手最多の86回あまりを投げたスタミナも光る。青森山田の下山大昂は制球力を武器に昨夏の甲子園4強進出を経験した。

 左腕の筆頭格は明徳義塾の池崎安侍朗。投球術が巧みで、昨夏の甲子園では100球未満で完封する「マダックス」を達成した。横浜で下級生からエースナンバーを背負う奥村頼人は打者との駆け引きがうまい。球速120キロほどながら変則フォームから大胆に攻める浦和実の石戸颯汰も面白い存在だ。

 2年生では横浜の右腕、織田翔希に注目。最速150キロ超で直球の質は大会トップクラスだ。同じ2年生、沖縄尚学の左腕末吉良丞も秋に最速150キロを計測した。

今大会の注目投手 回  安 三 防

下山(青森山田)③ 21  13 18 0.43

石垣(健大高崎)③ 26  15 33 2.08

石戸(浦和実)③☆ 62⅔ 37 54 0.72

奥村頼(横浜)③☆ 34⅓ 13 32 0.26

織田(横浜)②   55⅓ 21 50 0.65

中村(早稲田実)③☆40  27 45 1.13

阪下(東洋大姫路)③86⅔ 56 80 0.83

宮口(智弁和歌山)③13  2  15 0.00

池崎(明徳義塾)③☆50⅔ 31 34 1.24

末吉(沖縄尚学)②☆52⅔ 28 53 1.03

(昨秋の公式戦の成績。丸数字は新学年、☆は左投げ。回は投球回、安は被安打、三は奪三振、防は防御率)

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